コワーキングスペース運営は結局「人」なのだと言い続けたい

こんにちは。
さすらいのコワーキングスペース運営者こと、山下陽子です。
約2年前に福岡へ移住し、現在は「シェアオフィスSALT」と「DIAGONAL RUN FUKUOKA」のコミュニティマネージャーを務めています。

この記事は、「コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2018」の1日目の記事として書いています。

コワーキングスペース関連のアドベントカレンダーには2014年から参加しています。
参考に、これまでアドベントカレンダーに参加した記事を貼っておきます。
当時勤務していたスペースの思い出が蘇ってきますね〜

2014年 コワーキングアドベントカレンダー

参考 コワーキングスペース7Fの店長になってから8ヶ月の間にやった事・解決した事・新たな問題点コワーキングスペース7F

2015年 コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー

参考 コワーキングスペース7Fを快適な空間にするために取り組んでいることコワーキングスペース7F

2016年 コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー

参考 7Fの元店長による、2軒のコワーキングスペースで働いて得た事とこれからコワーキングスペース7F

2016年 コワーキングアドベントカレンダー

参考 満足度が高いコワーキングスペースのたった1つの特徴

2017年 コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー

参考 空間運営に心をのせるということヨカラボ天神

福岡のコワーキングスペース事情

福岡はコワーキングスペースが増え続けていて、先月2018年11月から年末までに、WeWorkを含む大きなコワーキングスペース・シェアオフィスが3ヶ所オープンします。

DIAGONAL RUN FUKUOKAがある天神・中洲エリアは、半径200m圏内にコワーキングスペース・シェアオフィスが5ヶ所ある状態になります。

コワーキングスペースは選択肢が多いほうが楽しいので歓迎ではあるのですが、うかうかしてられないな、とも思います。

そして、暮らしもどんどん便利になっていて、この記事を書いている3日前、2018年11月28日よりUberEatsが福岡進出しました。週明けのランチタイムでコワーキングスペースのユーザーさんと一緒に注文してみる予定です。

そして福岡とは関係ないのですが、タイムリーなのでご紹介します。
昨日2018年11月30日に公開されたWeb漫画
未熟なふたりでございますが 20話」に、シェアオフィスが出てきました。登場人物が秋葉原あたりの個室シェアオフィスに入居しているもようです。
なぜ個室なのかというと微エロ展開に持っていくためみたいです。
(この漫画は寸止めを楽しむ話なので、神聖なオフィスで変な展開にはならないはずなのでご安心ください)

今年思ったこと

今年の夏に東京旅行をして、11ヶ所のコワーキングスペース・シェアオフィス・共創空間へ行きました。
大企業が運営しているシェアオフィスやWeWorkにも行って、インテリアのラグジュアリーさ、ワーク席の快適さ、提供ドリンクや貸出備品の豊富さに驚きました。
遊び心のあるユニークな書籍や備品、クリエイティブ心を刺激される絵画や観葉植物も充実していたりします。
絵画にうっとりしながら実感したのは、当たり前ですが「ホスピタリティはお金で高められるなこりゃ」ということです。
スタッフさんも優しくてきれいな方ばかりでした。
対応が少し事務的という話を聞くこともありますが、スタッフ養成に力を入れるようになれば、一流のスタッフがどんどん増えていき、コミュニティがより豊かになっていくと思います。

コワーキングスペースが、どんどん多種多様になってきました。
法人向けの高級なスペースや、条件付きで無料開放しているスペース、地方創生を目的にしているスペース、オーナーが1人で運営しているスペースなどなど、ほんとうに様々なスペースがあります。

コワーキングスペースの運営を検討している方は、色々なリサーチをすると思います。
私もコワーキングスペースが大好きなので色々なスペースに行きますが、
コワーキングスペースと名の付くところでも、真似しようのないスペースは存在すると実感しています。
「リサーチするときは、スペースの規模や目的が多岐にわたっていることをもっと意識した方が良いのでは」と感じる場面が何度かありました。
例えるなら、民宿を作りたい人が高級ホテルをリサーチして、同じようなコミュニティを目指そうとしてしまっている感じです。

「交流がある」「コミュニティがある」というのがコワーキングスペースの共通点だと思いますが、
メディアに出ている高級コワーキングスペースのイメージが先行してしまって、
コワーキングスペースを、「企業同士のマッチングが頻繁に行われていて」「スタッフがコンシェルジュになってユーザー同士をつなぎ、仕事のマッチングをしている」という場所だと思っている非ユーザーが多いと感じます。

このイメージに嘘はないのですが、
企業同士のマッチングが行われるのは、その企業の知名度や実績があるからです。
同じスペースに入居しているユーザーだからと言って、その人の仕事上の人柄やスキルや実績も把握できないまま、安易にマッチングはできません。

これは反対意見もあると思いますが、
私が仕事のマッチング対応について出した結論は
まずは、友人としておつなぎする ということです。

まずはスタッフがユーザーと仲良くなる努力をして、その人のことを知る
ユーザー同士を、友人としておつなぎする
効果的な紹介をし、その場が盛り上がるように努める
イベントなどの交流できる機会を積極的につくる

ということを積み重ねて、
ユーザー同士が友人として仲良くなって「この人と仕事がしたい」と思った時に仕事のコラボレーションが自然に生まれる という流れに持っていく
という感じがちょうど良いし、健全なのではと思います。

コワーキングスペース運営は結局「人」なのだと言い続けたい

時々、コワーキングスペースの理想像について考えることがあります。
今は「嬉しいことがあったときや、逆に元気がないときに、そこにいる人たちに会いに行きたくなるスペース」というのがしっくりきます。
その前は「コワーキングスペースがあることで、満ち足りた気持ちで眠りにつける人を増やせたらいいな」でした。

もしもたくさん予算があって、便利な備品やインテリアを揃えて超快適な空間にできたとしても、それだけでは「会いにいきたい」スペースにはならないのではと思います。
心を乗せた空間づくりや、一方的ではないコミュニケーションを大切にしたいです。

そのためには、まずはスタッフが率先して心を開いていく必要があると感じています。
ユーザーさん(ここから、しばしの間「さん付け」をします)に一歩踏み出してもらえるような行動を積み重ねていくのが大切です。

元気に挨拶して、気軽に「行ってきます」「お先に」って言っていいんだよということを身をもって伝えましょう。
(誰も返事してくれないかも…と思って挨拶を躊躇している人がいるかもしれません)

話しかけていただいたときに楽しく対応して、気軽に話しかけていいんだという安心感を与えましょう。
(業務もあるので、度を超えておつきあいする必要はありませんが…)

勇気を出して一歩踏み出すことを続けてください。
たまに失敗することもあると思いますが、失敗してもいいんだよということがユーザーさんに伝われば、ユーザーさんが勇気を出しやすくなります。

急にノウハウ調で書いてしまいましたが、
義務感でやるようになると終わってしまうので、コミュニケーションを楽しむのが一番大事だと思います。

 

私は割とよく飲みに行くタイプです。
ここ最近では、
・東京から福岡にいらした友人・知人 3組(2組はコワーキングスペースにも来てくれました)
・東京からコワーキングスペースの見学にいらした初対面の方を水炊きの店にお連れする 1組
・IT系のイベント(名刺交換時にはスペースの紹介をする) 1回
・イベントで知り合った友人 1組
・コワーキングスペースのユーザーさん 2組
のような方々とご一緒して、業務時間外もコワーキングスペースのつながりで交流することがあります。
これは必須ではないですし、人に薦める気は全くないのですが、私はこういうことが好きで、やりたいからやっています。
勤務先の為にやっているわけでは断じてないのですが、仲良くなるとスペースへの本音が聞けたりするので、結果的に運営の役に立っている感じはします。
でも、それ以上に楽しいからやっています。
(福岡にお越しの際は、ぜひご連絡くださいね〜!おいしいお店にお連れします!!)

スタッフは、コワーキングスペースは人生が豊かになる場だということを身をもって示すことが大切です。
これからもたくさん交流をして、コワーキングの恩恵を受けまくりたいと思います。

コワーキングスペースの「いい雰囲気」は、スタッフだけでは絶対に作れません。
ユーザーさんとのコミュニケーションの中でできていくのだと思います。

 

これからもたくさんのコワーキングスペースがオープンし、その豪華さ快適さに気持ちが動揺することがあるかもしれません。

それはそれで素晴らしいのは間違いないですが、
私は、コワーキングスペース運営は結局「人」なのだと言い続けたいです。

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コワーキングスペースが急増しているということは、運営者さんも急増したということです。
特に地方の運営者さんは、都心の人たちと違って他のコワーキングスペースや勉強会に気軽に行けず、運営についてひとりで悩んでる方が多いかもしれません。
コワーキングスペースが多様化している今、似ているコワーキングスペースの運営者同士がつながるきっかけをつくりたいと思いました。
というわけで、「コワーキングの窓辺から」というサイトをつくりました。
景色と運営者の顔が見える、ローカルコワーキングスペース紹介サイトです。

窓からビルが見えないスペースの方!ぜひ掲載させてください!
似ているスペースの運営者同士がお互いを知り、良い感じで交流していただけたらいいなと思います。

おわりに

今年のアドベントカレンダーは、たくさんの方に読んでいただきたいなと思っています。
これから毎日、コワーキングスペース運営者さんが記事を投稿します。
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コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2018

明日は、Yahoo! JAPANのオフィス内にある「LODGE」の植田さんです!